保育園に勤務する看護師の役割は、主に子供の体調不良や怪我に対しての処置、園内で行う健康診断の補助、食中毒などを予防するための保健指導などとなっています。病院勤務のように夜勤などは無く、常に可愛い子供達と接する事が出来るため、子供好きな看護師にとっては天職と言えます。ただし良い事ばかりではなく、苦労する事も多々あります。例えば看護師として勤務していても、本来の看護業務に従事する時間はあまりありません。そのため看護業務を頑張りたいと思っている人は、保育園勤務だと物足りなさを感じる可能性が高いです。
看護業務があまり無いからと言って、時間に余裕がある訳ではありません。保育園は人手が足りない事も多いので、自分の業務が無い時は保育士のお手伝いに入る事になります。子供が好きな人ならば難なく仕事をこなせても、子供に慣れていない人だと少し手こずるかもしれません。また、苦労する点と言えば、周りに同業種の人がいない事です。同じ看護師仲間がいればお互いに悩みを打ち明けてストレスを解消する事も出来ますが、看護師が一人だと自分の悩みを吐き出せる相手がいません。特に保育士同士の結束が高い職場だと、よほど積極的に自分から働きかけないと仲間に入るのも難しくなります。保育園のような職場はお互いに連絡を密にとって情報を共有していく事が大事で、一人だけ孤立してしまうと仕事もしづらいものです。つまり看護師としてのスキルも必要ですが、どんな人とでも分け隔てなく仲良く出来るコミュニケーション能力も必要になります。